板金という言葉自体は、薄く平らになった金属の板のことですが、自動車修理工場で言う板金は、車のボンネットやドアといったパーツのヘコミを直す作業を指します。
例えばフェンダーに凹んだ箇所があったとすると、実はよくよく見ると力の関係で、凹んでいるところの周りには膨らんでいる箇所もできているもの。膨らんでいる箇所はハンマーで叩いて平らに、凹んでいる箇所は特殊な工具で引っ張っり出して平らにと、状況に応じて押したり引いたりして、できる限り元の形に戻すのです。
また、こうしてある程度平らに出来たところで、特殊なパテ等の穴埋め剤を塗って磨いて、さらに滑らかな姿を目指します。この仕上がりは、職人の経験・勘・技術力によって、これほど違うのかというくらいに全然違います。
ちなみに井組自動車では板金の修理実例を写真とともに公開しています。例えば「へこみ修理」に関してはコチラに日々アップしているので、ぜひぜひ見てみてくださいね。