トランクとは荷室のこと。その構造によって、密閉型と開放型に分けられています。
一般的にトランクと呼ばれているのは、セダンやクーペといった車種によく見られる、密閉型の荷室をさすことが多いですね。この場合、荷室は車内と分離されているので、荷物の積み下ろしの際には、一旦車を降りて行うことになるわけです。一方、開放型の荷室は、ステーションワゴンやミニバン、SUVなどバンタイプの車や、ハッチバック車にみられるもので、ラゲッジスペース、ラゲッジルームと呼ばれています。こちらは、車内座席の延長上に荷室があるのが特長です。
どちらにもメリット、デメリットがあるのですが、安全面から見ると、荷室と客室が分離されているトランクのほうが、万が一の衝突や急ブレーキの際、荷物が動いて乗っている人を傷つけるという事態を防ぐことができます。もちろん開放型のラゲッジスペースの場合も、荷物を固定したり、バリアネットや仕切りバーなどを設置することで、安全性を確保することもできますね。