ブレーキには、ディスクブレーキとドラムブレーキの2種類がありますが、ディスクブレーキを構成する部品の一つがブレーキパッドです。
ディスクブレーキは、車輪の回転軸とともに回転する円板(ディスクローター)をブレーキパッドで挟み付けて、回転を止めます。ちなみに、ドラムブレーキの場合は、回転する円筒(ブレーキドラム)の内側にブレーキシューを押し付けて回転を止めるシステムです。ブレーキパッドもブレーキシューも、摩擦の発生しやすい摩擦材が備えられていますが、ブレーキを使うたびに摩擦材がすり減っていき、最終的に使用できない状態になると、ブレーキも使用不能となってしまいます。できれば半年に1回程度は、ブレーキ本体の点検を行い、ブレーキパッドの摩耗状態もチェックしておきたいですね。
ブレーキパッドは自動車の使い方によって摩耗の進み具合が大きく異るので、走行距離や期間だけで寿命を判断することは難しいんですね。だからこそ、点検によって摩耗の状況を確認するのがベストといえます。安全に止まる、減速するためにも、ブレーキパッドの点検、交換はぜひ、定期的に行ってくださいね。