トヨタのチェイサー:タイミングベルトの交換
チェイサーのタイミングベルトを交換しました。
トヨタのチェイサーのタイミングベルト交換を承りました。
タイミングベルトは、エンジンのクランクシャフトと
吸気バルブを開閉するカムシャフトを連動させるための重要な部品です。
もし走行中にこのベルトが切れると、吸気バルブが開閉できなくなるため、
エンジンが停止してしまいます。
そんなトラブルが発生しては大変ですから、早めに交換しておけば安心ですね。
こちらはエンジンカバーを取りはずしたところを上から見た写真です。
次にアンダーカバーを取りはずします。
こちらの写真は、ファンを はずしているところ。
クランクプーリーをはずす作業には特殊な工具が必要になります。
もちろん、井組自動車では、特殊工具もばっちり揃えています!
クランクプーリーをはずす前にタイミングを合わせます。
こちらはクランク側のタイミング合わせを行っています。
タイミングベルトが はずれたところは、こんな感じになっています。
ここから、シール類を交換する作業に入ります。
左の3点がはずした古いシール、右の3点が新品のシールです。
写真でも、左の古いものは消耗しているのがわかりますね。
ということで、ここからは、新品のシールの取り付けを行います。
今回の作業の平均所要時間は、大体3~5時間です。
【車の豆知識】
トヨタのチェイサーが初めてお目見えしたのは、1977年。
上品さとカッコよさを兼ね備えた高級中型セダンとして、注目を集めました。
走りの安定感には定評がありますが、特に高速走行時の安定感は抜群。
心地よいエンジン音、スムーズな加速性能に加え、足回りもマイルド。
6代目モデルを最後に、2001年に生産中止となりましたが、
同じコンセプトをもつスタイリッシュなセダンが少なくなっている今、
チェイサーの希少価値が改めて評価されているといっていいかもしれませんね。